どうも、ラングです。
ブログやサイトをhttps(常時SSL)へ移行すると、
外部ツール周りも設定URLの修正などをかけなければならない。
特にサーチコンソールに関しては、手順が割と面倒なので…
変更する内容(プロパティ・サイトマップ)を記載しておこうと思う。
これから独自ドメインでブログやろうかなって人は、
最初からSSL(https)で始めた方がいいね。
httpsへの移行時に気になったこと
ちなみにhttps移行に伴って、Googleの手順をしらべていたんだけど、
いくつか気になることが書いてあったので、要約してみる。
- http→httpsにすると、検索ランキングが少し上昇する
(ただし顕著な変化は期待しないこと) - SEO的にはコンテンツの品質より評価のウェイトは小さい
(短期的なSEO効果としては期待できない) - 長期的にはhttpsであることの影響が強まる可能性がある
- httpsに段階移行する場合は、インデックスさせる記事を調整する
(段階の場合はリダイレクトより、rel=canonical での指定がオススメ)
https化自体は、即時の影響は少ないにしても早めにやっておくべき。
と改めて思った次第。
前提条件
- 「httpsへのURL変更」
- 「.htaccessでの常時SSL化(301リダイレクト)」
をやっていること。
なお、エックスサーバーでの手順なら解説できる。以下を参照。
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1:httpsプロパティの新規追加
ドメインプロパティで設定したドメインの場合
※ドメインプロパティで設定しているドメインに関してはスルー
ドメインプロパティでサーチコンソール登録していた場合、
http、httpsの両方が計測保持されるので、新たなプロパティ設定は不要。
旧式 or URLプレフィックスで設定したドメインの場合
- 旧サーチコンソール(ウェブマスターツール)で登録していた場合
- URLプレフィックスでプロパティ登録していた場合
これらの場合、「http」と「https」は別々のサイトとして扱われる。
httpの時に設定したプロパティでは、httpsのデータが共有されない模様。
なので、httpsのプロパティを新たに追加する必要がある。
新たにドメインプロパティで設定する場合はこちらを参照。
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2:XMLサイトマップの変更・削除
常時SSL(https)化を完了してあれば、
XMLサイトマップは「https」のものだけが必要となる。
- httpsのサイトマップを取得・送信
- 送信できたことを確認
- httpのサイトマップを削除(http混在の場合は残す)
httpsのサイトマップを取得・送信
自分のブログ・サイトで、XMLサイトマップが配置されてるURLを確認。
httpsのURLでアクセスできれば、そのURLをサーチコンソールで送信する。
サイトマップ送信画面へは、
サーチコンソールの左メニューのインデックス内「サイトマップ」より入れる。
送信できたことを確認
httpsのサイトマップ送信後は、
「送信されたサイトマップ」に追加されているか確認しよう。
ステータスが「成功しました」となっていればOK。
「送信できませんでした」などエラーが発生した場合は、再送信を試してみる。
ダメなら、XMLサイトマップ自体の確認が必要だろう。
httpのXMLサイトマップをどうするか?
常時SSL(https)化をしているなら、
httpsのXMLサイトマップしか使わないので、削除を考える。
Googleに重複認識されて、記事の評価が落ちるのを防ぐためだ。
一応常時SSL化の場合は、301リダイレクトされてるので影響ないらしいが、
インデックス対象外のXMLサイトマップを残す意味はない。
※完全SSL化していない=https化の途中段階であれば、 サイトマップ削除は保留しようう。 (rel=canonicalなどでインデックス調整するべき。) |
念の為。検出されたURLの数が引き継がれてから行う。
一旦サーチコンソールからログアウトして、
30分後くらいに再びステータスを確認してみる。
検出されたURL数は、https化だけならほぼ同数となるはずだ。
確認できたので、旧XMLサイトマップ(http)の削除作業に入る。
httpのXMLサイトマップの削除
※複数サイトマップを登録している場合、削除するものを間違えないように
不要なXMLサイトマップ(http)の行をクリックで選択。
次の画面へと遷移する。
上部のXMLサイトマップが削除対象でOKかどうか確認。
問題なければ、右上の三点記号から「サイトマップの削除」を選択。
画面中央に再確認メッセージが出るので「削除」を選択。
これで、対象のXMLサイトマップが一覧から削除された。
現状はこれで完了とする
- プロパティのチェック
- ドメインプロパティ設定済みならスルー
- ドメインプロパティ設定じゃない場合は新規追加する
- XMLサイトマップの設定
- 完全SSL化が終わってなければ一旦スルー
- https版のXMLサイトマップ送信
- http版のXMLサイトマップ削除
とりあえず。
上記でhttps移行後のサーチコンソールは完了となるかな。
なお、主にレンタルサーバー借りてWordPress使ってる人向けに書いたので、
細かい分析設定をガッツリしてる企業運用目的の方は、
社内の専門家 or Googleフォーラムに相談してみるべきと思う。
やっておくと後々の苦労が減るかな。
自分でWeb戦略を立てるための材料は、
しっかりと集めておきたいと考えてる。
【http化後のGoogleアナリティクス設定についても解説】
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